皐月盆栽・管理
皐月盆栽・管理


 皐月盆栽を始めた切っ掛けは昭和50年頃、職場の上司がご自身で育てた皐月盆栽を職場へ展示された事に由来する
上司曰く「幾ら手を掛けても人間は時として裏切る奴も居るが、皐月は決して裏切らない。手を掛ければ掛けたなり
の花芸を来春魅せてくれるが反面、手を抜けばそれなりの花しか咲かない」と、目を細めて話てた事が印象に残る。

皐月盆栽管理の基本
皐月を盆栽として育てる為には「春夏秋冬」数多くの作業があります。ここではそれら内容に付いて紹介しますが、私が行ってる方法であり、完璧な内容ではありません・・・。全国津々浦々「気候風土が異なる」ので、参考程度に受け止めて下されば幸いです。
[1]灌水・・・鉢の置き場所等(日当り及び風通しの善し悪し)にも寄るが春及び秋の時期は二日置きに1回位とし
の時期は朝晩2回
行い冬の時期では一週間に1度位灌水する。いづれにしてもその目安は、鉢の表面が乾いた場合や鉢
を持って軽いと感じた時
にはご自身の判断で「盆栽の頭」から灌水して下さい。最低温度が5℃以下は休眠期である
[2]植え替え・・・この作業を行う時期は、春のお彼岸近くから花後の6月半ば頃までに行う事が最適であり、その
周期は5〜6年が良いと考えますが灌水時に水が鉢へ浸透せず、鉢から流れる率が多い時は根っこが混んでる可能性が
想像出来るので、この周期を待たずに植え替え作業を行う必要性があります。但し、氷点下が続く時期及び8月の真夏
日は避けるべきと考えます。

 またカットする「根の部分」は鉢周りに接していた、根毛及び特に幹下の黒く細かい根は「腐った根毛」であり、
成長を図る上から全て取り除く必要性があります。
ポイントはサツキの成長を促す発根し易い環境作り
でありサツキが風等で動かない様に、太さ1mm位の針金を用いて
サツキの根を縛り鉢とサツキを固定する。
[3]使用する土類・・・サツキが好む土壌は酸性土壌であり最適なのは鹿沼土が良い。鹿沼土の特徴は保水性に優れ
排水性も良く無菌である
事から植え替え時または挿し芽用には適してる。購入する時は硬質な鹿沼土を選び、微塵抜
き等と表示されてても、使用する時は震いに掛けて粉分を除去し使用する事をお勧めしたい。(排水性を確保)
[4]苔を貼る・・・植え替え後は苔を貼る事になるがこの目的は、鹿沼土のままでは見栄えも良くないこと及び灌水
時の水圧で、鹿沼土が飛散する事が考えられる為、コンクリート苔・山苔・水苔等を鉢の上へ貼付ける事になる。
 コンクリート苔を用いる時は、良く水洗いし砂やドロ及び草を取り除き鉢へ貼付ける。また、乾燥済の山苔・水苔
を用いる時には「手もみ」を行い鉢の上へ貼付ける。


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